で、大乗仏教って何をするの?その5

大乗仏教の修行「五門」のうち、4つ目は精進門です。
精進とは、日本語にもなっていますが、努力する事です。

善を行い、悪を離れる事には、怠けることなく努力せよという事です。


ただ、昔もそう理想通りにはいかなかったようで、注意事項が載っています。

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魔(神)と邪(神)と諸の鬼(神)との為に悩乱せられ、或いは世間の事務の為に種々に牽纏(束縛)せられ、或いは病苦の為に悩まされ、是の如き等の衆多の障礙あらん。
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魔神、邪神、鬼神に悩まされるというのは、どういう状況なのか、ちょっとわかりません。
しかし、世間の事務に束縛され、病気に苦しめられるというのは、リアリティのある話ですね。


昔のインド人だからと言って、修行だけをしていた訳でも無いのでしょう。
現代人も、なかなか時間を作り出すのが大変ですが。


さて、そのような場合、どうすれば良いのか?

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勇猛に精勤して、昼夜六時に諸仏を礼拝し、誠心に懺悔し、勧請し随喜して、菩提に廻向すべし。
常に休廃せずんば、諸障を免るることを得て善根は増長するが故なり。
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努力する事。これが第一に書かれているのは当然なのですが、それ以降は、仏様に祈るという事ですね。


礼拝して懺悔する。
今でも、五体投地をして懺悔する事は、各地の仏教徒が行っています。
これは本当に修行として重要なものです。

また、勧請し随喜する。
仏様を招き、その教えに共感するという意味です。

そして、その功徳を菩提に廻向するとは、功徳を悟りへ向けるという意味です。


日々の礼拝と学習
これが精進には欠かせないものだという事です。


次回、禅定と智慧に続きます。