で、大乗仏教って何をするの?その2

前回は「三帰依」によって「自分も仏陀のようにありたい」と思う部分でした。

では、実際には何をすれば良いのでしょうか?

『大乗起信論』では5つの方法(五門)を挙げています。
伝統的には六波羅蜜行と呼ばれる方法です。

⑴布施 ⑵持戒 ⑶忍辱 ⑷精進 ⑸止観

なお、六波羅蜜では⑸止観を⑸禅定 ⑹智慧の2つに分けるので、1つ増えます。

では、大乗仏教の修行その⑴布施から見てみましょう。

内容は「人にあげる」という修行です。
お布施などと言うと、お金をあげる事をイメージしますが、ここで書かれているのは

1.財施
お金とか物です。
人にプレゼントする事は、自分のケチな心を無くし、相手を喜ばせる修行になります。

2.無畏施
安心感です。
危機や不安にかられている人がいれば、安心させてあげる事です。
笑顔でいる事や、優しい言葉を使うことなども挙げられます。

3.法施
仏教の「教え」です。
もし、自分も知りたいという人が居れば、自分の知っている限り伝える事です。

布施の修行をするときに大切な心構えは
お金や名誉を目的にしない」ことです。

———
唯自利と利他とを念ずるのみにして菩提に廻向するが故なり。
———
と書かれています。
要するに「自分と相手の利益を心がける」事です。

ガマンする、損するという話ではありません。
これは、自分にも相手にも利益につながります!

別に、仏教で無くても、社会で仕事をしていれば、気がつく事も多いのではないでしょうか?

菩提に廻向する」とは、その行為が悟りへ向けられるというような意味です。

これで、修行への第一歩、布施門の説明を終わります。